新型コロナウィルス

新型肺炎 市場が恐れる「ブラックスワン」

昨年5月に聞いた話は予言だったのだろうか。来日した米有力投資ファンド、カーライルグループの創業者、デビット・ルーベルスタイン氏に質問した。
「今の金融市場にとって、ブラックスワンは何でしょうか」同氏の答えは、中東など世界各地での軍事衝突リスク、米国や日本の政府債務問題の2つに加えてもう1つあった。
「ウイルスによる世界的な疫病の流行(パンデミック)だろう」
ブラックスワンとは「黒い白鳥」。
かつてオーストラリアで黒い白鳥が発見され、白鳥は白だと言う常識が覆された事が由来だ。従来の常識的な経験からは想定の出来なかった事象が起き、市場に大きな衝撃を与える事を言う。
中略
米ムーディズ・アナリティクスは「他に例のないブラックスワンになりうる」とリポートを出した。2008~09年の金融危機はまだ、米不動産市場の悪化が事前に分かっていた。今回は誰も予想していない事例だ。しかも金融危機への政策対応と異なり、健康に係わる問題故に効果的な政策手段は限られているとの指摘だ。銅やニッケルなど非鉄金属の価格が下げ、世界景気の下押しを示唆しているとの分析を加えている。
<日本経済新聞2020.2.3より>

それでも先行き不透明な非鉄金属相場

その後株価も非鉄金属相場も持ち直しているが、どういう事なのかよくわからない。過度の不安で下落し冷静に考えたら大した事無いという事で戻しているのか。
ちなみに、ブラックスワンに対して「灰色のサイ」という表現も有るそうです。特別では無く日常に存在する。静かにしている間はいいが、いったん暴れ出すと極めて大きな影響を及ぼす存在と言う意味。
これは、中国政府や中国企業に積み上がった債務問題の例えとしても用いられているそうです。
新型肺炎が早期に終息する事を願います。

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