価格

非鉄相場下期見通し

非鉄金属の国際相場は、下半期も頭重い展開が続きそうだ。どの非鉄金属を見ても需給は引き締まっており、需給要因から一段安を警戒する業界関係者は少ない。
しかし、世界的な景気減速感が強まっている為、需要面から価格は押し上げられにくい。米中貿易摩擦の激化や英国によるEU離脱の行方、中東での地政学的リスクも依然くすぶったたまま。一方で供給面では各国の利下げ、鉱山ストなどの強材料が浮上すれば、一時的に相場を大きく上昇させる可能性は有りそうだ。

日刊産業新聞より

相場に影響の有る年内予定
10/10 米中閣僚級の通商協議がワシントンで開催
10/15 米国が対中国関税2500億ドル分税率引上げ(25%→30%)
10/31 英国EU離脱期限
11/18 米国の対中国華為禁輸措置の発行
12/15 米国が対中国関税1600億ドル分を発動(15%)
12月 FRB金利引き下げの有無

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